テーブルに乗る、噛み癖、夜中に走り回るなど、猫の困った行動には?
猫はかわいくて、元気をもらえて、癒される、かけがえのない存在ですが、時には困った行動を起こされてしまうことがあります。
止めてほしいのに止めてくれず、ストレスが溜まってしまうこともあるのではないでしょうか。
猫と幸せに暮らしたいのに、本当に困り果ててしまいますよね。
そこで、猫の困った行動と解決策についてまとめてみました。
また、やってはいけないNG行動についてもまとめています。
「こんな時どうすればいいんだろう?」
と悩んだら、この記事が少しでも役に立てば幸いです。
猫の困った行動を解決する10の対策
食卓のテーブルに乗る
食事をしていると、ネコちゃんがテーブルに乗って興味津々に匂いをかいだり、おねだりしてくることがあります。
人間の食事は、猫にとって有害なものもあるので与えるのは厳禁。
また、衛生的にも良くありませんよね。
猫が食事中のテーブルに乗らないようにするにはどうすればいいでしょうか?
こんな時は、霧吹きに水を入れてシュッと吹き付けてみましょう。
濡れるのが嫌いな猫は、慌てて逃げ出してしまいます。
少しかわいそうかもしれませんが、「テーブルに乗ると嫌なことがある」とインプットすることができれば成功。食卓に上がることは減ってくるでしょう。
ただ、飼い主が関わっているとわかると、最悪嫌われてしまう可能性があるのが難点です。なるべくわからないようにやるのが得策です。
また、人がいない場合でも近づいてほしくない時は、ちょっとした仕掛けを作っておくのもおすすめです。
たとえば、空き缶にコインやビー玉などを入れて、端に置いておくという方法。
猫が触れれば、空き缶が落ちて大きな音がするという寸法です。
猫は大きな音を嫌がるので、次第に止めようと考えるようになります。
その他では、上向きにしたガムテープを置いておくという仕掛けも。
足にからみついてべたべたするので、猫は嫌がるんですね。
ご飯をおねだりする
食事はきちんと与えているのに、ご飯やおやつをおねだりしてくるネコちゃんもいます。飼い主としては困ってしまいますよね。
つい甘やかしてあげたくなってしまいますが、ここはグッと我慢して、知らんぷりするのが得策です。
要望に応じてあげてしまうと、味をしめた猫はその後も同じように要求してきて収拾がつかなくなります。
何より、食べ過ぎで肥満になってしまう可能性大です。
大切な猫の健康を第一に考えるのであれば、心を鬼にしてグッとこらえてくださいね。
やたら噛んでくる
猫が噛んでくるのは、じゃれ合いの延長、甘えたい、警戒心からなど、さまざまな理由があります。
そうはいっても噛まれる側からすると困りものです。
特に子猫は、甘噛みの力加減がわからないので、とてつもなく痛い思いをすることもあります。
そんな時は、素直に「痛い!」と大きな声で言ってみましょう。
猫は大きな音を嫌がるので、噛むことで大声が返ってくるとわかれば、自然と甘噛みを控えるようになります。
なお、飼い猫に噛まれた傷が深いようであれば、感染症の危険もあるので病院で診てもらうことをおすすめします。
クローゼットやタンスの中に潜り込む
猫は狭い場所が好きなので、クローゼットやタンスの中に潜り込んでしまうことがあります。
飼い主としては急に猫がいなくなって心配しますし、閉じ込めてしまう恐れもあるので、できればやめてもらいたいところですよね。
そんな時は、猫が嫌いな柑橘系の芳香剤を置いてみましょう。場合によっては忌避剤を使ってみる方法もあります。
ネコちゃんが近づかないよう対策を施していきましょう。
部屋の隙間に潜り込む
家具と家具の間、本棚と壁の間、ベッドの下など、猫は体が入り込める隙間があれば、どこにでも侵入しようとします。
掃除の行き届いていないところに入り込めば埃まみれになってしまいますし、電気コードのあるところに入り込まれるのも心配です。
そんな時は、侵入防止に柵を設置したり、トゲトゲのシートを設置するなどして対策してみましょう。
基本的に、猫は肉球が傷つきそうなところには近づきたがりません。
ただ、猫によっては、慣れてしまったなどの理由で効果が見込めないケースもあるようです。
枕やクッションを噛む
遊び半分で、枕やクッションなどを噛むことがあります。
飼い主からすると「やめてー」となってしまいますよね。
そんな時は、一回大きくパン!と手を叩いて音を出しましょう。
驚いた猫が何事かと探っているうちに、枕やクッションは別の場所に移動してしまいます。
枕やクッションをかじるたびに大きな音がすれば、猫も「かじるたびに嫌なことがある」と覚えるので、次第に止めるようになります。
噛み癖がついてしまうとやっかいなので、早めに対応してしまいましょう。
ただ、かじるという行為は、ストレスから来ている可能性もあるので、ストレスが溜まっていないかどうかもチェックしてみてくださいね。
ゴミ箱をあさる
好奇心旺盛な猫にとって、ゴミ箱は気になって仕方ないものなのかもしれませんね。
中身が見えないよう背丈のあるものにし、蓋付きのものに替えてみましょう。
猫の目にとどまりにくくなり、ニオイも漏れにくくなるので、ネコちゃんの好奇心を刺激することは少なくなるでしょう。
カーテンに登る
高いところが好きな猫は、冒険心からカーテンに登ることがあります。
頻繁に登られて、ボロボロになってしまうことがあるかもしれませんね。
そんな時は、カーテンの近くにキャットタワーを置いてみましょう。
猫は上下運動が大好きな動物なので、キャットタワーは絶好の遊具。カーテンからキャットタワーに興味が移ってくれればしめたものです。
同様に、本棚、タンス、クローゼットなどに登ることもあります。そんな時も、キャットタワーを設置すれば、キャットタワーの方を登るようになるでしょう。
夜中に暴れる
猫は夜行性なので、夜はどうしても活発になりがち。
走り回ったり、騒いだり、飼い主としては「早く寝てくれー」って思ってしまいますよね。
夜中に暴れるのは元気が有り余っている証拠なので、寝る前に一緒に遊んであげて、くたびれさせてあげることをおすすめします。
たくさん遊んで疲れてしまえば、夜もグッスリ眠ってくれるでしょう。
早朝に起こされる
ご飯を要求してくるネコちゃんに、早朝に起こされることがあります。
朝が早くなる老描に多いです。
対策としては、夕食の時間を遅くしたり、体重管理が徹底できるようであれば、寝る前にミルクやおやつをあげるなどの方法があります。
その他には、遮光カーテンで朝日が入らないようにすることで、猫が活発になるのを防ぐことができます。
一度要求に応えてしまうと繰り返し何度も要求してくるので、グッと我慢したいところですが、猫はなかなかあきらめてくれません。
あらゆる手段を使って飼い主を起こしに来るので、最終的にはさっさとご飯をあげて、眠りについた方がいいのかもしれませんね。
やってはいけないNG行為
認識しなければいけないのは、猫は犬とは違うということです。
基本的に猫をしつけることはできません。
猫はなぜ怒られているのか理解することができないので、過度に叱ってしまうことは猫の自尊心を傷つけ、萎縮させてしまうんですね。
まず、猫を叩くといった体罰は絶対にやめるようにしましょう。
行動をストップさせることはできても、猫の信頼感を失わせ、嫌われてしまう可能性が高いです。
また、罰と称してキャリーに閉じ込めるのも厳禁です。
キャリーに入ること自体を嫌いになり、キャリーを使って病院など外に連れ出すことが難しくなってしまいます。
しつこく大声で怒鳴り散らすのも良くありません。
嫌悪感から心を閉ざしてしまう可能性があります。
まとめ
少々長くなりましたが、いかがだったでしょうか。
少しでも参考になることがあれば嬉しいです。
基本的には、猫にその行動をやめさせたい場合、「この行動をすると嫌なことがあるぞ」と猫に思わせることが大事になります。
ネコちゃんのことをよく知っているあなただからこその対策が生まれるかもしれませんね。
最後までお読みいただきありがとうございました。